HuApp MEDIA HR業界のお役立ち情報を発信中 4つの階段昇る

2025年11月11日

4つの階段昇る

「習慣になることが⼀番⼤きい」という⽂字が⽬に⼊りました。例のSNSと呼ばれるものの⼀つにあったものです。物事を成すことにおいて、⽣まれつきの能⼒だの、ご贔屓筋に出会ったなどのビッグチャンスに恵まれたことではない!と。何より習慣が⼤事という、当たり前を説く記事です。
毎朝、⽬が覚めたらキッチンに⼊ってコップ1杯の⽔を飲み、たった数歩でことが済む洗⾯所に移動して⻭を磨き、顔を洗う。何⼗年もかけて「習慣」になった段取りで、勝⼿に体が動きます。何を思い浮かべるでもなく、何を思案するでもなく、脳が勝⼿に⼀連の動作指⽰を出すのです。このことが習慣と呼ばれるもので、これは何年、何⼗年と繰り返すことで⾝についたものであることに「異論、反論」はありません。また、この朝の⼀連の習慣の中、⻭磨きをおろそかにして⾍⻭に泣いたことも、習慣化を無視した⼦供っぽく情けない重⼤な結果です。

 

習慣化の⼤きさ

このような習慣に関する記事がSNS上に⽬⽴ちます。⽬⽴つというのは単に私⾃⾝が気づいたとはいうものの、新聞、雑誌、そしてSNSで⼀⽇中流れているものなど、その流れ⽅は様々です。その上に、数量として莫⼤であることは⾔うまでもありません。また、単に私の⽬に⼊るだけで他の⼈には「スルー」されている事実はつかみようがないのですが、やはり、⽬に留まり、読まれて初めて多くに流れるのですから、習慣化は「納得」の考え⽅として根強く⼤きいのでしょう。

 

努⼒の⼤きさ

努⼒の差は⼤きい。
元々、「⽣まれつきの能⼒差は⼩さい」と説くものが多いです。親兄弟が⽴派な学歴だと⾔っても、それが⾃分の能⼒とは関係ないことはわかりきっています。ややもすると「⾎筋」のせいだ、親のお陰だと⾔いたくなる頭の良し悪しですが、その恩恵にあずかれなかった⼈も⼭ほどあるでしょう。親の努⼒の結果の財産や知名度を傘にきて、結局は何も残せないばかりか、親の名前に傷をつけた話は枚挙にいとまがありません。「有名芸能⼈や資産家の息⼦娘が法律に背くことに⼿を出した」などの記事は、おもしろおかしくニュースになっているのがその典型です。私が資産家というものに縁もゆかりもないのが喜ばしいのかそうでないのかは置いといて、そのことを胸に刻んでおこうと。

 

継続の⼤きさ

次は、「継続の差」です。
継続とは「前から⾏われていた事が引き続き⾏われること。前の状態・活動をうけついで続けること」とあります。なんだ、そんなことか!と⾔いたくなるような⾔葉=継続ですが、この何と難しいこと!容易ではないことは誰もが体験していることではないでしょうか?
かの球界のレジェンドと呼ばれる王貞治⽒が継続に関してこんな話をしています。「努⼒が必ず報われると⾔われているのは、報われるまでやることを努⼒というからだ」と。王さんに限らず、この努⼒の意味を説く多くの⼈が⼝を揃えていうのが、この「努⼒と継続」の関係です。努⼒する、継続する、⼿にいれる、そんなテーマを⾒つけられることは、誰にも与えられているチャンスだと。

 

4本柱の意味

何かに⽬覚め、何かに憧れ、何かを⽬指し、何かを達成する。この誰もが体験する当たり前の道筋が、4つの柱に⽀えられているというのです。思いがあるのに⽬標達成に⼿が届かなかったことを「不甲斐ない」とか「やる気がない」と⽚づけないことが重要です。いつもの例えですが、⾜元もおぼつかない幼児の頃、隣のケンちゃんが上⼿に乗る三輪⾞姿に憧れ、親や兄弟に助けられながら必死にペダルを踏んだ⾃分。そのことの⼩さな努⼒や気づきが⼤きな成果を⽣むことに繋がったのを、忘れてはいけないのでしょう。その⼩さな努⼒は当たり前のことではなく、途中下⾞しなかったことの賜物です。

 

5本⽬の柱の意味

どんな建物にも四隅に柱があり、それに⽀えられて建っています。その四隅の柱の強靭さは、⾒るものに存在感や安⼼感を与えてくれます。相撲、神社、能舞台などの四本柱はその象徴であり、強靭さに加えて視線を集中させる視覚的効果も⼤きいと⾔われています。敢えて加えれば、その美しさも⼈を感嘆させています。
何があっても⽬標を達成したいという意志と、それを⽀えて⽬標達成に⼒をくれるサポーター。どんなことにも⾃⼒、他⼒があること、また、それらが⽋かせないことを改めて考え直すヒントになったSNSの記事でした。

 

 

株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!

浦 登記(うら とき)

米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。

人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。

1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年   「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞