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2025年11月19日

相⼿を⽴てれば会話は弾む

⽇本は縦⻑の国です。北海道から沖縄までがほぼ⼀列に並び、南の沖縄を⽪切りに桜前線を歩いてくれば最後の北海道に到着の時点でも、まだ桜が楽しめる。「⽇本のええ点は、そんな縦⻑国の楽しみ⽅ができる点でっせ」と、昔、タクシーの運転⼿さんに教えられたことを思い出します。それがまた、ほぼ、⽇本の真ん中に位置するような⼤阪での出来事ですから、⾯⽩話しとして記憶に残っています。

 

流⾏りの動画サイトにはまる

「Tiktok」という、若者たちを釘付けにするアプリがあります。インターネットによると、「Tiktok(ティックトック)は、短尺の動画を投稿・視聴できるスマートフォン向けのアプリ」とあり、「10代⼥性が6割超、10代男性の約5割、20代⼥性の約4割、20代男性の約3割が利⽤している」というデータがあります。
簡単に⾔えば、10代から20代の若者向けインターネットサイトです。そんなサイトに⾼齢者枠に⼊りそうな私が仲間⼊りしたのですから、⾸を傾げているのは私⾃⾝です。
ことの発端はおいといて、その中で⾃分の発信拠点を持ち、ほぼ毎⽇、1〜1.5時間程度の放送(?)をしています。私の場合は、先ほど紹介の、踊ったり歌ったりではなく、全編1⼈喋り。夜中のラジオ放送⾵と⾔えるでしょうか。と⾔っても私と同様にスマホで私の 1 ⼈会話を聞いているリスナーたちがいてくれて、彼らたちとの会話もあり、それをまた、他のリスナーたちがワイワイ聞いているという構図です。

 

会話は楽しくわかり易く

説明が⻑くなりましたが、集まってくれるリスナー軍団に、⼤袈裟に⾔えば私の代名詞と⾔いたい、「how toコミュニケーション」について語っています。というか、リスナーたちとワイワイ話しています。⼩さなスマホの世界であり、また、楽しくなければあっという間に皆が消える、逃げるのですから、コミュニケーションとはなんぞやを軽く、楽しく、また、⽇々の出来事を加えながらの時間に汗をかいています。
先⽇は、「アイメッセージとユーメッセージの違い」について話しました。
すでに周知のテーマではあるのですが、リスナーの中には「初⽿です」という仲間もいて、⼝⾓泡を⾶ばして説明し、我ながら「⼒み過ぎた」と反省しています。こんな固いテーマこそ軽く楽しくが必要だったと。

 

主語が⾃分か相⼿かの違い

アイメッセージとは、「私は〜だと思う」「私は〜して欲しい」とい表現のことで、この⼿法は「⼈間関係を良好に保ちながら、⾃分の意思やお願いを相⼿に伝えやすくなる」とあります。
たとえば、

・明⽇の放送は時間通りに始めたいと思います。
・皆さんからのアドバイスは的確でありがたいです。
・次回の放送はいつもより繰り上げて11時にスタート。来てくださったら嬉しいです。

これをユーメッセージにするとこんなふうになります。

・明⽇の放送は時間どおりですから、集まってくださいね。
・皆さんからの的確なアドバイスをいただけますか。
・次回の放送は11時開始ですから間違わないように。

いかがでしょうか、似ていて⾮です。

 

相⼿を尊重するのが会話の要

ユーメッセージは、英語の「you」つまり、「あなた」であり、今回のテーマで⾔えば「リスナー」「参加者」を主語にした表現です。なんとなく、相⼿に対して命令⼝調で、下⼿をすると「なんでそんな⾔われ⽅をするのか」と抵抗したくなるような危険を孕んでいると⾔えます。「給料をもらっている⼿前黙って聞いているけど」なんて社員の気持ちを代弁するとこんな感じでしょうか。
「相⼿に対して何かを伝えたい」「お願いしたいことがある」などの場合は、アイメッセージで伝えることをすれば、「ああ、いいですよ」と笑顔付きの返事が期待できます。「次の企画に参加してね」ではなく、「次の企画に参加してくださるのを楽しみにしています」。また、「友⼈を紹介してくださいね」ではなく、「友達を紹介してくださると、⾶び上がって喜びます」と⾔ったセリフが私の常套⼿段であり、いつも懐に忍ばせているノートのメモです。

 

 

 

株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!

浦 登記(うら とき)

米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。

人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。

1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年   「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞