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2021年11月16日

振り返ると見えてくるもの

ひめくりとは言えませんが、カレンダーがあと2枚を残すばかりです。

また、いつもの文具店で、いつものダイアリーにコインを出し、ひょっとすると来年あたりはコインでなくて、今流行のキャッシュレスカードを使っているかも〜と。

どちらにしても、去年と同じ今、やっぱり振り返りの時季に勝手判断ですが同じ行為を。なお、緊急事態宣言は、対コロナ禍です。

 

1月  1都3県に緊急事態宣言

田中投手が8年ぶり楽天復帰

2月  福島沖で地震、最大震度6強

大坂、2年ぶり2度目のV=全豪テニス

3月  聖歌リレー、福島でスタート

横綱鶴竜が引退、

4月  3度目の緊急事態宣言

池江4冠、松山メジャー制覇

5月  緊急事態6月まで延長

照ノ富士、2場所連続V

6月  9都道府県緊急事態解除

日本8勝全勝サッカー、W杯予選

7月  芥川賞に石沢さんと李さん

ディープインパクト死す

8月  第7回アフリカ開発会議

アマゾン創業者ら宇宙旅行

9月  藤井二冠が最年少3冠

横綱白鵬引退

 

いろいろあったけど

 

いろいろありました。

いいこともそうでないことも。ことの良し悪しは別にして、日本の大きなテーマでもある自然災害とまで言えそうな「コロナとの戦い」に明け暮れた一年でした。予想通りの事態、予想外の展開などなど、いろんなことが見えてきそうです。

スポーツの世界も似通っています。

予想通りに活躍し成果を出した人、皆の期待に押しつぶされそうになった人。これもまた、様々なことが隠れていそうです。

大きなことは横に置いて、自分のことを振り返ってみると、なかなかの特徴を見つけることができるのです。

恐縮ですが、今回にかぎり、私自身について振り返ってみたいと思います。

 

ことは10年おきにやってくる

 

昨年の秋、19歳の飼い犬が逝きました。

人間と同じように長寿を極めた結果、人間のような認知症を患って。そのことがきっかけで超高齢列島という日本の現状に目を向ける羽目になったのです。多くの日本人が通る超高齢社会への回避に。

このことは私のコミュニケーション心理学を土台にした、認知症患者とのコミュニケーションという新たなテーマへの入り口になったのです。新たなテーマを見つけたのが10年目ということでした。

 

変化にもタイプがある

 

人が求める変化の頻度について考えてみます。

「変化を求める体内時計」というものがあるのでしょうか。

「影響言語」で人を動かす(実務教育出版社)という本に、そんな表現と共に、興味深いことが載っています。

「安定」「ゆるやかな変化」「劇的な変化」などなどがあるのですが、人はどれによってモチベーションが上がるか?ということです。常に安定した同じ状態を求めるとか、反対に2、3年毎に変化を期待し求めるなども。また、いやいや、10年に一度くらいなら大きな変化でも受け入れる、とか。

その人ごとに変化を求める、求めない、むしろ拒絶などいろいろです。その傾向をどのようにキャッチするかで、人事担当者が部署移動や担当業務変更などに威力を発揮するとも言われています。

 

癖と傾向の違い

 

自分の変化のパターンを理解すると、自分を「浮気者」と責めたり、長年の経験を「挑戦しない弱虫」と卑下することもなくなります。

「同一性重視型」は、〜と同じように、共通の、以前と同じように、維持などの言葉を使います。

「進展重視型」は、もっと、より良く、進歩した、アップグレードしたなどの言葉が口からでがちです。昇進、成長なども言葉も多いですね。

「相違重視型」は、新しい、全く違う、ユニーク、比類ない、など新しいことにワクワクするようなキーワードが出てきます。聴く側が同じ傾向を持つ場合は、お互いが「そうだね、そうだ」などと、共感、共通で盛り上がること間違いのないところです。

このように、変化パターンは一つではありません。相手に変化パターンがあるように、自分にもあるのです。その共感する、共感できる、などがコミュニケーションにおける、一つのキーになることを知っておくのが大事です。

 

人は共感できる相手には、ニコニコと表情豊に対応するのに、自分とは違う変化を見せる人には、表情で「それって違うんじゃない?」とか、「そうだよな〜」と共感ワードをポケットに入れたままになりがちです。

自分自身のパターンを知ることは重要です。加えて、相手の考え方に共感を持つこと、それを気持ちよく表現することがコミュニケーション強化の鍵になるでしょう。

 

 

 

株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!

浦 登記(うら とき)

米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。

人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。

1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年   「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞

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