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2022年11月24日

スムースなコミュニケーションは世界平和の基本

最近は、四季の中でも春と秋という、微妙で美しい季節の移り変わりを感じることが少なく、極端に暑い、極端に寒いと言うような地球です。地球そのものが燃えているのではないかと言うほど暑く、その一方で一気に積もる雪に民家が押し潰されるなど、従来の人智では太刀打ちできない事態があちこちで見られます。これをなんとかするためには、世界の国々が自国の利益などは度外視してでも知恵を絞って手を組まない限り、世界の平和などを通り越して地球そのものの存続が危ないと思うのです。

そんなテーマを云々するには知識も文章力も不足ですが、やっぱり人と人のコミュニケーションが世界を救うはずですし、スムースに意志の疎通が運べる方法を身につける必要を話したいと思います。

 

ウソと本音の見分け方

 

コミュニケーションは、言葉と言葉を交わすものという定義に異論反論を述べる人はありませんが、口から出る言葉が必ず本音と言う点については、首を傾げると言うか、「自信がない」と言う人が多いのではないでしょうか。

実は、私自身がこのことについての知識を得るまでは、人は常に本音を口にするとは言えないまでも、「これは本音ではない」と言い切る術を持ちませんでした。よって、「あの人の考えていることがよくわからない」となっていました。

どのようにして、相手の口からでる言葉が本音だ、嘘だと予測できるのだろうか〜と。

 

五感と視線の教えてくれるもの

 

人は五感で物事を感じ取り、それを頭の中で整理整頓して口に出すのです。五感とは、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感です。そして、その五感にはその人特有の受け止め方、得意五感と言うものがあるのです。

私は音楽(聴覚)より絵画(視覚)に興味を持ちがちです。コンサートに誘われるより、映画に誘われる方が「ああ、嬉しい、一緒に行きます」となるのです。その一方で、美術館などよりロックを好む友人がいて、私とは席を同じくすると言うことは、多くはありません。どっちが正しいと言うのではなく、単に「効き五感」が違うと言うことです。

 

ここまで話すとすでにお分かりのように、相手がどの五感を重要視するかと言うことを知っておけば、共通話題も見つけやすく、共感も生まれ易いと言うことです。人は自分の意見に対して、「ああ、そうですね」と同感してくれる人を単に「うい奴」と思うと言うことです。そこをあまり強烈にやりすぎると「イエスマン」と言われ兼ねませんので注意が必要ですが。

加えて言えば、その人がどんな得意五感を持っているかと言うことを、その人の視線で解析できる方法があります。秘伝の「五感キャッチ法」をお伝えします。

 

視線は心の動きに準じる

 

Aさん「先週の連休はいいお天気でよかったですね。

野球の日本シリーズ観戦だったようですね」

Bさん「ああ、青空が広がってね、スッキリした気分だよ」

Aさん「観衆もご贔屓のチームのグリーンの旗を振って」

Aさんは、Bさんの青空と言う表現(視覚優先派)に対して、グリーンの旗と言うように同じ視覚表現で対話しています。そして、この記憶(昨日)の視覚を辿っている人は、こちらから見て右斜め上の方に視線が動くと言う特徴を持っています。

そんな視覚優先の人に対して、「カーンとホームランが出た音は痛快だったよ」と聴覚優先の返しをしたらいかがでしょう。相手は口では「そうだね」と言いつつも、なんだか不完全燃焼というか、イマイチ、スッキリはっきりしないかもしれません。

 

目は口ほどに物を言う

 

それは反対も然りです。

「今度、引越しする予定で、庭にはみどりの芝を一面に引きたいんだ」と言う人は「視覚の創造(未来)」と言う、こちらから見て、左上に視線が動きます。そんな人に「楽しみですね〜。部屋にはいつも静かな音楽がかかってたりして」などと聴覚的返しでは、なんとなくスッキリはっきりしないと言えるでしょう。

視線が右下に動く場合は、「今日は失敗だった。自分を励ます言葉は何があるだろう」と自分と対話しています。

視線が左下に動く場合は、「この暑い中、日傘をささないとどんなに暑いかな」は身体感覚で感じています。

このように、「目は口ほどに物を言う」のです。そして、相手は自分の五感に沿った対応をしてくれる人に親近感を持つのです。距離感が縮まる対応をしてくれる人に共感を持つのが人間だとわかれば、コミュニケーションは思いの外、容易に身に付けられるはずですね。

 

 

 

株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!

浦 登記(うら とき)

米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。

人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。

1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年   「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞

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