HuApp MEDIA HR業界のお役立ち情報を発信中 ⼤⾃然との上⼿な付き合いかた
2025年9月22日
⼤⾃然との上⼿な付き合いかた
ここ2、3⽇、テレビに釘付けです。
残念ながらいいニュースというのではなく、画⾯から流れる洪⽔、⼭崩れなどの災害の画⾯に⽬を奪われ、いつかの東北地震の記憶が⽬の前に⼀気に広がったのです。のっけからこんな書き出しで恐縮です。これ以上のことは控えたいのですが、慌てて⾮常時⽤のリュックサックを持ち出し、中⾝の点検をしたというわけです。さまざまなことを思い浮かべつつ、キャビネットの中から⾚い⼤きなリュックサックを「ヨイショ!」、「ドサッ」と。
いつ、どこで⼿に⼊れたのか記憶もありません。最初から申し訳ないのですが、緊急時に絶対必要な簡易トイレ、⻭ブラシや⽯鹸などの洗⾯⽤具や⾬具などがワンサと出てきて、びっくりする始末です。⽣活⽤品と思われるものが、なんの基準もなくどっさり⼊っていました。誰が持って逃げるの?私です。重すぎるけど体⼒あるの?いえ、⾃信ありません。こんな1⼈会話を数分。「笑うしかない」というヤツです。ということで、今回は、番外編として受け取っていただければ幸いのテーマです。緊急時といってもさまざまです。突然の体調変化、事故に出会ったなど想定外のことは⼭ほどありますが、今回は、冒頭にあるように⾃然災害について考えてみました。
災害時に必要なものって何?
災害時に必要なものは、⼤きく分けて⼆つあると聞きます。
「持ち出し品」と「備蓄品」です。
1>持ち出し品いろいろ
避難時にすぐに持ち出す⾮常⽤持ち出し袋に⼊れるもの。
飲料⽔、⾮常⾷、現⾦、常備薬、衛⽣⽤品、モバイルバッテリー、電
灯などが挙げられます。
2>備蓄品(⾃宅で数⽇間過ごせるように備えるもの)
・⽔と⾷料(飲料⽔、⾮常⾷、カセットコンロ、カセットガス
・衛⽣⽤品(トイレットペーパー、ティッシュペーパー、⽯鹸、タオル、⻭ブラシ、⽣理⽤品
・常備薬(服⽤している薬、お薬⼿帳など)
・情報確保(携帯ラジオ、モバイルバッテリー)
・照明(懐中電灯、LED,ランタン、ろうそくなど。
・その他(防災ヘルメットや軍⼿、スリッパ、ブルーシートなど)
3>ローリングストック法とは?
普段から少し多めに購⼊して賞味期限の古いものから古いものから消費して使った分を買い⾜していく⽅法を⾔います。この⽅法により、⾮常⾷の賞味期限切れを防⽌して、⽇常的に消費しながら備蓄できる有効な⽅法です。
忘れられないもの
このような、緊急時の対策について⾊々な情報を収集している時に、どうしても忘れられないシーンが思い出されました。それは2011年の東北地震です。会社に有給休暇をもらい、⾃宅近くの美容院に出掛けていた時のことです。
「あ、地震や」というびっくりをはるかに超えた、恐怖の声が⼩さな美容室に響きわたったのです。平⽇の午後の美容院はかなりの⾼齢⼥性、すっぽり頭から美容器具を被ったまま⼤声で喚き出していました。あとは何も覚えていないのですが、記憶していることといえば、慌てて⾃宅にり会社の同僚たちに必死で連絡したことだけです。社員全員が携帯電話を持っている時代ではなく、⾏列の中を公衆電話でなんとか無事を確認するといったことでした。そこで安否確認に⼤きな役割を果たしてくれたのが、当時のfacebookやツイッターだったのです。そのことをきっかけに世間のSNS熱は⼀気に燃え盛り、あっちこっちでそれらの仕組みや使い⽅セミナーが満員御礼の状態になったものです。
重要な⻭⾞の両輪
何がきっかけで社会が⼤きく変化し、もの珍しい「お遊び」程度のSNSが社会を⼤きく変えるキッカケになるか誰にもわからないと思いました。そして今また、そんな時代ではないかと。
⽣活には普段通りに回る家族とのものと、それを⽀える社会とのつながり(会社⽣活)の⼆つの⻭⾞が、油を切らさず粛々と回って⽀えてくれることで出来上がっているのです。⼤きな⻭⾞も⼩さな⻭⾞も、両輪が揃って初めて前進できるのです。どんな⽴派な⾞もどちらかに不備があり、また、どこかの油が切れていては前に進みませんが、無理やり進んで事故になるなどは⽇常茶飯事です。
何が契機になるのかわかりませんが、今回の津波騒動が⼤きなことにならなかったことを感謝して、また、このことが⼤事なことを⾒直すチャンスになったことになりますように。

株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!
浦 登記(うら とき)
米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。
人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。
1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年 「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞