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ワンプレート盛りだくさん会話の功罪

⾃分のコミュニケーション⼒に⾃信がもてない〜そんな気持ちを持ったのはいつの頃だっただろうか。まるで⾼校⽣のようなモヤモヤが湧いてくるのを抑えられない朝を迎えました。それが⼤学受験を前にした⾼校⽣のようなのか、社会⼈⼀年⽣が初めてかかる⿇疹のような「5⽉病」なのか。そのどちらにも似ていない〜消えていく蚊取り線⾹のしっぽの様なグルグル思考を抱えた朝。モヤモヤ気分と年齢は関係ないと、鏡に向かって改めてにっこり作り笑顔で深呼吸しました。

コミュニケーションツールいろいろ

今、流⾏りのS N Sにはまって2年半が過ぎました。細かい仕組みはわからないものの⼀通りの会話を広げるのにアタフタすることもありません。それなりに⼀般視聴者(フォロワー)も増え、馴染みの視聴者もほぼ毎⽇暖簾をくぐってくれます。他のコミュニケーションツールのXやフェイスブック、Instagramとは違い(私の個⼈的意⾒です)あくまで本名を明かさずのやりとりが気軽さを提供してくれているからです。もちろん、付き合いが深くなる結果、個⼈情報を公開しあっている仲間もありますが。

⼿話というコミュニケーション

そんな仲間の1⼈から、「⼿話」を教わることになってはや1年です。相⼿が⼿話の上級者であることを知り、ちょっと持ち上げるつもりで「ニューヨークって⼿話でどうするの?」と尋ねたのが引き⾦でした。
驚くほど簡単!両⼿の⼈差し指を交互に上げ下げするだけです。ニューヨークの⾼いビルを表現しているとか。ええっつ〜これだけ?と、思わず声を上げて笑った瞬間でした。そして、全国⼿話検定試験5級の合格証を⼿にすることになったのです。最もこの5級は検定試験での最下級で、多くの⼈は4、3、2〜と進んでいくのですが、残念ながら私は停滞所に座ったままです。

コミュニケーションは五感が⼟台

⾔い訳すればキリがありません。今更ながら⼿話の達⼈になってどうするの?もちろん達⼈になれる秘訣も約束もありません。⼿にいれる新しい⽬標があるの?思い通りに進まない時に顔を出す「⾔い訳」の多いこと。
そして、TikTok 上で会ったことも話したこともない「⼿話経験者」たちの華麗な映像の洪⽔。ものの⾒事に表現する両⼿の指とそれを追う⾃らの視線、ダンサーのごとき体の動きも初⼼者の私を釘つけにするものばかりでした。
⼩学⽣の頃に受けたソロバンの最初の級といえば4級?でしょうか。多分、それに匹敵する⼿話初級クラス5級を受験し、その合格証は私にとっては宝物に匹敵します。私の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)は年齢的な衰えはあるものの、なんとか機能しています。ところがまもなく齢80になろうという私が、⽣まれて初めて聾者を相⼿にコミュニケーションするという、前代未聞のシーンを体験しているのです。つながるコミュニケーションの喜びと繋がらない悔しさを。

⾃分が伝えたいこととわかってもらえることの違い

ここで、改めてコミュニケーションの必須ポイントを紹介いたします。

1> コミュニケーションは伝わることが重要。

上⼿下⼿を競うものではない。流⾏りの表現⽅法や⾔葉にこだわると、相⼿が理解できないまま、⾃分だけ悦にいるという危険があります。

2> 内容は「どうしても伝えたい⼀つ」に絞る。

⾃分の伝えたい気持ちがあふれ、相⼿の理解⼒を超えてしまう様な、「ワンプレート盛り沢⼭」会話は
避ける。

3> ⾃分が伝えたいことではなく、相⼿が知りたいことを伝える。

あれもこれも〜という前のめりの伝え⽅は、相⼿の「そこではない」という気分を引き起こします。事前準備で相⼿の要求を知っておくこと。

4> 伝えたいことを、的確に簡単な⾔葉で。

⼤⾕翔平選⼿が⽇本⼈初のアメリカメジャーリーグで⾸位打者3年連続ということに、飼い⽝の名前は要らない。必須項⽬を知ること⼤事。

伝えたい⾃分の思いが、必要以上の情報(コミュニケーションの相⼿が必要としていないもの)までを、⼭盛りにして提供するということがあります。和⾷が好きな相⼿に、何本ものナイフやフォークが並んだ洋⾷を薦めるに似ています。「まあ、どうしてもと⾔うならいただきますが〜」などの、相⼿のため息が聞こえそうなコミュニケーションは、避けなければなりません。
齢80近くにして改めて、⾃分の気持ち、相⼿の気持ち、⾃分の期待と相⼿の期待、それぞれの⼿に⼊れたい結果のすれ違いなどのチェックの必要性。ひしひしと襲われている今⽇この頃です。

 

 

 

株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!

浦 登記(うら とき)

米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。

人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。

1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年   「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞