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派遣CAN終了に備える|サービス終了までに確認したい移行準備とデータ保存のポイント 

派遣CANサービス終了が発表されました

派遣管理システム「派遣CAN」のサービス提供が、2026年12月31日をもって終了することが発表されました。

サービス終了後も一定期間はCSVや各種資料のダウンロードが可能ですが、2027年2月28日には保有データが完全に削除され、復旧できません。
「終了までまだ時間がある」と感じるかもしれません。しかし、派遣管理システムの移行は、新しいシステムを契約するだけでは終わりません。
現在利用している機能の整理、データの確認、移行先の比較、社内調整、データ移行、操作説明など、多くの準備が必要になります。

本記事では、派遣CANをご利用中の企業が今から進めておきたい準備を、実務担当者の視点で整理します。

まず確認したいサービス終了までのスケジュール

 

日程 内容
2026年12月31日 サービス終了
2027年1月31日まで CSV・帳票・添付ファイルなどのダウンロード可能
2027年2月28日 データ完全削除(復旧不可)

※サービス終了日やデータ取得期間などの最新情報については、必ず派遣CAN公式案内をご確認ください。

ポイントは、「サービス終了」と「データ削除」は別の日程であることです。
サービス終了後も一定期間はデータ取得ができますが、その期間を過ぎるとデータを復旧することはできません。

最初にやるべき5つのこと

移行準備は、新しいシステム探しから始める必要はありません。
まずは現状を整理することが大切です。

① 利用している機能を書き出す

例えば、

  • スタッフ管理
  • 派遣先管理
  • 契約管理
  • Web勤怠
  • 給与計算
  • 請求管理
  • 帳票作成

現在どこまで派遣CANを利用しているかを整理します。
利用機能が分からないままシステムを比較しても、自社に合った製品は選びにくくなります。

② 保存が必要なデータを整理する

公式案内では、CSVや各種資料、添付ファイルなどを取得できることが案内されています。
例えば、

  • スタッフ情報
  • 派遣先情報
  • 契約情報
  • 勤怠データ
  • 給与データ
  • 請求データ
  • 帳票
  • 添付ファイル

など、自社で保管しておくべきデータを洗い出しておきましょう。

③ 他システムとの連携を確認する

給与ソフトや会計ソフトなどと連携している場合は、

  • どのデータを連携しているか
  • CSV形式はどうなっているか

も確認しておくと、移行時の検討がスムーズになります。

④ 社内の担当者を決める

システム移行は、

  • 営業
  • コーディネーター
  • 経理
  • 給与担当
  • 管理部門

など複数部署が関わることもあります。
誰が全体を管理するのかを決めておくことが重要です。

⑤ 移行スケジュールを逆算する

終了日から逆算して準備を始めましょう。
比較・契約・データ移行・テスト運用まで含めると、数か月かかるケースもあります。

見落としやすい2つのポイント

① 解約のタイミング

公式案内では、契約解約後はログインやデータ参照ができなくなると案内されています。
新しいシステムへ移行したからといって、すぐに解約するのではなく、必要なデータを取得し終えたことを確認したうえで手続きを進めると安心です。

② CSVだけでなく添付ファイルも確認する

CSVで出力できるデータだけでなく、添付ファイルとして保存されている資料がある場合は、取得方法も確認しておきましょう。
データの種類によって取得方法が異なる場合もあるため、早めに確認しておくことをおすすめします。

システム移行の進め方(例)

システム移行は、新しいシステムを契約するだけで完了するものではありません。
システムの比較・選定に加え、データ移行やテスト運用、現場への周知・操作説明まで含めると、数か月かかるケースもあります。
特に派遣管理システムは、営業・コーディネーター・経理・給与担当など複数の部署が利用するケースが多く、Web勤怠を利用している場合は派遣スタッフや派遣先企業への案内も必要になります。
サービス終了日が近づくほど準備期間は限られるため、余裕を持って進めることが大切です。
以下は、サービス終了日(2026年12月31日)から逆算したスケジュールの一例です。

時期 主な実施内容 この時期に確認したいこと
2026年7~8月 現状整理・利用機能や必要データの確認、移行体制の整備 現在どの機能を利用しているか、保存が必要なデータは何かを整理する
2026年8~9月 システム比較・資料請求・デモ・要件整理 自社に必要な機能を満たす候補を比較し、移行先を絞り込む
2026年9~10月 導入システムの決定・契約・移行計画の作成 データ移行の方法やスケジュール、社内体制を決定する
2026年10~11月 データ移行・操作説明・テスト運用 データに漏れや不整合がないか確認し、担当者が新システムを問題なく利用できる状態にする
2026年11~12月 並行稼働・最終確認・本番切り替え 新旧システムを併用しながら運用を確認し、安心して本番へ切り替える

並行稼働とは?

新しいシステムへすぐに切り替えるのではなく、一定期間は現在のシステムと新しいシステムを併用し、データや運用に問題がないことを確認してから本格運用へ移行する方法です。終了日直前に慌てて切り替えるリスクを抑えられます。

ワンポイント

「派遣CAN」は2027年1月31日までデータをダウンロードできますが、「ダウンロードできる期間」と「安心して業務を切り替えられる期間」は同じではありません。

データ取得はあくまで最後の手段と考え、サービス終了前に新しいシステムで業務を開始できる状態を目指すと、万が一のトラブルにも対応しやすくなります。

移行先を選ぶ際に確認したいポイント

価格だけでなく、次のような点も確認しましょう。

  • 自社に必要な機能が揃っているか
  • 労働者派遣法などの法改正に対応しているか
  • データ移行の支援があるか
  • サポート体制が充実しているか
  • 現場で使いやすい操作性か

システムは長く利用するものだからこそ、運用まで見据えて選ぶことが大切です。

チェックリスト

移行準備として、まずは以下を確認してみましょう。
□ 利用している機能を整理した
□ 保存が必要なデータを洗い出した
□ CSV・添付ファイルの取得方法を確認した
□ 他システムとの連携を確認した
□ 社内担当者を決めた
□ 移行スケジュールを作成した
□ 移行先の情報収集を始めた

移行は、業務を見直す機会にもなる

システムを入れ替えるだけでは、現在の業務課題がそのまま残ることもあります。
この機会に、

  • 紙の勤怠管理
  • Excelによる二重入力
  • 契約・給与・請求の分散管理
  • 拠点ごとに異なる運用

などを見直すことで、移行後の運用負荷を減らせる可能性があります。

「今のシステムの代わり」を探すだけでなく、業務全体をより効率的な運用へ見直す機会として考えてみるのもよいでしょう。

派遣CANからの移行をご検討中の方へ

派遣CANのサービス終了に向けた準備は、新しいシステムを選ぶことだけではありません。
現在の運用を整理し、必要なデータを確認し、無理のないスケジュールで移行を進めることが、安心して業務を継続するためのポイントです。

特に、派遣管理システムはスタッフ管理や契約管理、勤怠、給与、請求など、日々の業務に深く関わるシステムです。そのため、自社の運用に合った移行計画を立てることが重要になります。

「何から始めればよいかわからない」
「現在の運用を新しいシステムでも再現できるか不安」
「必要なデータや移行スケジュールについて相談したい」
このようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
弊社では、派遣会社様の運用状況をお伺いしながら、

  • 現在の運用の整理
  • 必要な機能の洗い出し
  • 派遣CANから出力したCSV等のデータ移行・取り込みのご支援
  • 移行スケジュールの考え方
  • システム選定のポイント

など、派遣会社様の状況に合わせてご相談を承っています。
そのうえで、お客様の運用に適した方法をご提案いたします。
まずは「移行の進め方を相談したい」という段階でも構いません。
安心して業務を継続できるよう、一緒に移行準備を進めていきましょう。

▶ 派遣CANからの移行について相談する

※弊社では、人材派遣会社向け管理システム「The Staff-V」をご提供しています。現在の運用やご要望をお伺いしたうえで、お客様に合った運用方法やシステムをご提案しています。スタッフ管理から勤怠・給与・請求まで派遣業務に必要な機能を一元管理でき、遣法などの法改正にも追加コストなしで迅速に対応しています。また、専属担当者による手厚い導入サポートやヘルプデスク体制を整えておりますので、他システムからの乗り換えに不安がある企業様も安心してお任せください。
※「派遣CAN」は、株式会社BEAM.Iの登録商標または商標です。