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2022年12月26日

自分の言葉で運命を変える! 

世の中が変わった、世の中がちょっと変わった、世の中が愕然とするほど変わった。この時期になると、いろいろと世の中の変わり具合についての文字、表現、キーワードが目に着きます。新聞の非購読者が増えたと言われるものの、律儀に新聞一筋の購読者代表として一言申し上げたく、筆を取っています。多分、14歳頃にすでに新聞をめくる自分の記憶がありますので、なんとなんと、60年近くの購読者代表です。表彰していただけるとあれば、万難を排して「馳せ参じて」勲章と金一封を頂戴いたします。

とまあ、具でもないことを書いています。そんな一購読者の身分ながら昨今の新聞に一言申し上げたく、「一筆計上」です。

 

最近の新聞見出しの特徴は?

 

新聞購読料が上がったんだか下がったんだか。確信はないものの文字が大きくなった分だけ文章量が少なくなったのではないか、と疑心暗鬼になっています。となると、記事そのものが少ない分が化粧品や書籍の広告に使われているのではないかと。ま、簡単に言えば、記事が少なくなっているのではないかと言うクレームです。ここまで書いて、ふと我に返りました。なんと、世知辛い!と。と言うことで新聞の文字サイズから内容に転換しました。

新聞の下3分の1に使われているものが広告です。

最近のこの部分の広告に目に付く書籍広告の文字の大きいこと、大きいこと。「これって私に向けたもの?ありがたいやら嫌味やら」と、文字の大きさを素直に喜べない自分に気づきつつも、すでに次の観測に。

書籍広告、早い話が書籍のタイトルにダントツで目立つ、両横綱がいます。堂々たる東西の横綱級タイトル、「脳」と「認知症」。続く、東西の大関⁠たちは、「伝え方」や「脳にいい食べ物」と、大まかですが、こんな取組票ができそうです。これはすべてが書籍広告ではありません。野菜の詰め合わせやお惣菜の通信販売広告なども混ざっています。そしてこれらのキャッチコピーの多くが、「脳に良い」「認知症防止にも効果あり」などと、やっぱり脳と認知症の親戚たちです。

 

脳は幼さと一途さと

 

と、ここまで書いてくれば、やっぱり「脳」の特徴について触れたくなります。いや、その流れにしたくて書いた前段線と言えなくもありませんが。

脳は素直です。ある意味、自分の言いなりであり、下手をすると他人の言いなりにもなるのです、しかも、かなり容易に。

では、脳の特徴について。

まず、その一つ目。脳は、現実と空想を区別できません。

今、起きていることが現実なのか、単に空想好きが口にしているのか、自分の脳内で起こっていることさえ区別できないのです。

このことの証明に、私たちのありきたりの実験は、「レモンを口に含むイメージをしてください。ほら、現実には口の中は空っぽなのに唾液が出てくるでしょう」と。でも、現実とは裏腹に唾液が充満してくることは事実です。幼い頃、大きな犬に噛まれた体験がある近所の家の前を歩くと、今も体がすくむような体験と同じです。

 

言葉が事実を制す

 

子供の頃から「宇宙に行きたい、いや、僕は行くんだ」と、常に望遠鏡を覗いている子供の脳は、いつの間にやら宇宙服を着ている自分を現実のものとして受け取り、当然のように学問もそれなりに進むでしょう。チャンスさえあれば「宇宙飛行士になる試験」なるものに挑むことになる。これは運よく、「宇宙飛行士になりたい」と望む子供の夢に水をさす大人がいなかった場合に起こり得ます。宇宙飛行士になりたかった子供が、ひたすら自分の言葉を鵜呑みにして進んだだけで。

 

わかりやすい脳の特徴

 

脳の特徴の二つ目。

脳は、自分が発する言葉の「人称」を判断できません。なんと、幼いと言うか、拙いと言うか。「彼ってケチよね、コーヒー代さえ自分の分を払うだけ」なんて、口を尖らせて言おうもんなら、「彼=私」と判断してしまいます。人の悪口は言わないこと!と言った母の口ぐせの意味を、今、納得しています。

脳の特徴の三つ目。

脳は、快を良しとし不快を望みません。嫌な仕事を続けていると会社に行きたくなくなるし、辛い人間関係の中に居続けると病気になるのは当たり前のことなのです。それを「自分は堪え性がない」とか「なんとか踏ん張ってみる」などと無理を重ねていると、本当の病気になりかねません。自分の不甲斐なさではなく、脳の特徴なのです。

 

今年も無事、終わりました。そうです、そうしておきましょう。そうすることで脳は、腕まくりして「来年もいい年だ!」と元気な自分で居させてくれるでしょう。

 

 

 

株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!

浦 登記(うら とき)

米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。

人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。

1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年   「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞

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