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2023年5月1日

大谷翔平選手に不可能はない!

2023年の今、世界を一つにした「時の人」と言えば、誰もが「はい!」と賛成の右手を上げるのが、大谷翔平選手ではないでしょうか。2021年9月には、タイム誌による「世界で最も影響力のある100人」に選ばれています。そんな情報も小さく見えるほど、この数週間、世界中の人をテレビ画面に釘付けしたのですから、「時の人」と呼ばれて反対する人はいないと言っても過言ではありません。

 

「9マス思考」

多くのファン層がサッカーに流れ、ゴールデンタイムのテレビ放送もほぼ見かけなくなった低迷に悩む野球界。そんな令和の今、救世主になったのは誰もが納得する、あんなに背が高いのにちっちゃな童顔の大谷翔平選手でしょう。

「二刀流なんて無理だ!」と誰もが反対したけれど、「一度も無理だと思った事はない」と言った意味の言葉を語る、某コマーシャルでの大谷選手の言葉が、耳について離れません。成功の鍵は自分の考え方であり、それを実行、実践する事だと、彼自身の言葉が迷いないことを語っています。そんな大谷選手が実践してきた成功の鍵と言われるものに、「9マス思考」や「マンダラチャート」と呼ばれるものがあります。簡単に言えば、目標達成のための考え方を図表にしたものです。以前からあるものをあっという間に大谷選手によって「日の目を見た」と言っていいかもしれません。

 

「9マス思考」を実践する

マンダラ(曼陀羅)とは、密教の経典を視覚的に表したものです。古代インドに起源を持つ図表というか、図像というか。それをマンダラチャーとして3×3の9マスと、それぞれのマスをさらに四方に展開させて合計81マスにしたものを言います。何を隠そう、私もこの思考方法を習い、「T T W(Think Tank Window)なる名称の修了書をもらった経験があります。記憶を辿るとほぼ、20年ほども前の話ですが。そのことが何を語るか。方法論を習い、身に付けた〜までは大谷投手も私もさほどに差異はないかもしれません。野球選手として世界を動かすまでになるのも、一社会人として成功するのも、個人の目標を達成したと言う点では同じだ、という意味ですが。

 

ただ、ここから先は全く異次元の話です。

大谷選手が比類なき世界を動かした人になった理由は、この「マンダラチャート」「目標達成シート」と呼ばれるものを作り、そしてそれを実践したことにあるのは誰もが認めるところです。この「目標達成シート」は高校時代の野球部監督に勧められたと聞いています。このシートを勧めた当時の監督さんも素晴らしいのですが、書き込み実践した大谷選手の素直さではないでしょうか。

 

目標達成法の細分化

あちこちのビジネス研修場面で使われるこのシートは、「目標達成シート」「奇跡の目標達成法」などとの名称でコーチ人の有力は助っ人になっていると聞きます。ちょっとここに書いて見ますので、考え方の参考になれば嬉しいです。

大谷選手がシートの中心(真ん中)に書いたのは「ドラフト1位で8球団から指名されること」だと。そして、それを達成するための8項目の一つである「運」を中心とするマスには、「ゴミ拾い」「審判さんへの態度」「道具を大切に使う」「応援される人になる」などと書いています。大谷選手が日々の試合のマウンド上で、足元に落ちているゴミを拾ってユニフォームの後ろポケットに突っ込むシーンが納得です。テレビ実況のアナウンサーが「あ、ゴミを拾いました!」と叫ぶのを何度か目にした、耳にしたことがはっきりと記憶に残っています。そして、「あのシートを実践している」と思ったことも。

 

人に左右されない腰の座り方

大谷選手がつぶやいた多くの言葉があちこちに載っています。どれもこれも、多くを成した人の言葉ですから、意味深く、心に残るものばかりです。中でも印象に残っているものの一つを最後に紹介します。

「一日一日重ねるたびに、足りないところが見えてきます。どこまで野球がうまくなれるか、それを楽しみに頑張りたいと思います」。

これがまだ30歳にも満たない青年の言葉だと思うと、あまりのどっしりした腰の座り方に驚愕するしかありません。そして、また、こうも語っています。

「誰かがやったことに続くんじゃなくて、誰かがやったことをやるんじゃなくて、その上を超えていく。何か大事を成し遂げた人って、人々が無理だって不可能だって言ったことに対して、「いや、できる」と思ったものが新しいものを作ってった」。

 

 

 

株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!

浦 登記(うら とき)

米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。

人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。

1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年   「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞

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