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元気な⾃分らしさ演出は⾃分で
⾃分のコミュニケーション⼒に⾃信がもてない〜そんな気持ちを持ったのはいつの頃だっただろうか〜こんな書き出しで始まったのが5⽉号でした。まも
なく齢80歳という、⾃分でも予想さえしなかった、のけ反ってひっくり返りそうな年齢が⽬の前だと⾔うのに。ところで、新聞紙⾯の下3分の1が概ね書籍紹介になっているのをご存知でしょうか。もちろん100%ではなく、多くは〜という範囲です。その書籍紹介に⽬⽴つ最近の傾向、いえ、かなり以前からの傾向が「⾼齢者向け書籍紹介」に集中していると感じていました。読者側の⽴場からしても、時代の傾向を掴める絶好の⽅法です。健康と医療関係のものを除きながら、私の⽬を引いた書籍をご紹介します。
いつも戦っていた佐藤愛⼦⽒
佐藤愛⼦⽒のファンと⾔うには恥ずかしく、何冊か読んだだけの読者ですが、ご紹介します。抱腹絶倒という表現がぴったりでした。⼤阪市に⽣まれ、⼩説家・佐藤紅緑の次⼥。異⺟兄に詩⼈・サトウハチロー というから、私には(失礼ながら)物書きのサラブレッドのように⾒えます。「戦い済んで⽇が暮れて」(1969年講談社)、「九⼗歳。何がめでたい」(2016年)、「百⼀歳、執着駅のその先へ」(2025年)とあり、2026年(令和8 年)4⽉29⽇に享年104(満年齢102歳)を全うされたと。横道にそれましたが、この佐藤愛⼦⽒の書籍紹介を筆頭に⾼齢者に的を絞った書籍紹介が⽬⽴ちます。
ルンルンと⿐歌の林真理⼦⽒
医師の書く脳の活性化や⽣活様式の改善本はちと横に置いておき、ここではその道のプロではなさそうな⼈の⾼齢者?本に⽬が⾏きました。「72歳の⼈気作家」との紹介⽂付きが、「80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間」(幻冬舎)と、やや⻑いが⼼臓が波打ちそうなタイトル本は林真理⼦⽒。「ルンルンを買っておうちに帰ろう」(⾓川⽂庫)1982年デビューで、当時の若い⼥性のホンネを書き出して社会現象にとなりました。⼩説家も年をとる、などと当たり前のことに感⼼する⾃分に苦笑いです。
・よそゆきにファストファッションを着てはいけない。
・陽射しの中で、すっぴんで⼰を確認する。
・誇りを持って第⼀線から退く。でも、仕事はできるだけやめない。
などなど。私のためにあると錯覚しそうな、「⾼齢者向け指南書」のようです。
死ぬまで⾃由を楽しむ⽥村セツコ⽒
次は、イラストレーターとして知られている、⽥村セツコ⽒の「最後までひとり暮らし」(明⽇⾹出版社)。⽥村セツコ⽒は1950年代後半よりイラストレー
ターとして仕事を始め、1960年代には「りぼん」「なかよし」などの少⼥向け雑誌でおしゃれページを多く⼿がける、と紹介されています。
・幸せになろうと⼒む必要はない、楽しもうとするだけでいい。
・若く⾒せようとは思わない、⽼を隠そうともしない。
・朝、⼀⽇が始まるときに、鏡の前でかならずやること。
そして、このようなまとめが書かれています。88歳、ひとり暮らしの先輩がそっと教える「楽しい」「嬉しい」「元気」が続く毎⽇の⼩さな習慣と。
先⼈の⽼い⽅を知って今を確かに⽣きる
これらの本の共通項は、「⾼齢を嘆かない」「とにかく動く」「笑って⼝⾓あげる」と、まとめました。加えて、今を楽しむ!と。あくまで私の独断と偏⾒です
が、「将来を怖がって右往左往しない」であり、「⼈と⽐較して⾃分を嫌わない」です。⼤事な⾃分であることは、誰にも負けない⾃分⼤事につながるからです。⾃分で何かを⼿に⼊れる、どんな⼩さなことでも⼈に誇れる何かを持つ、そして、そうありたいと⽇々、努⼒する。⾼齢で体⼒が許さないことと、それでも様々なことを願うこととを切り離す必要などあるでしょうか。
⻑⽣きのススメ
認知症に関する知識をいろいろと学ぶ機会がありました。私、団塊の世代代表の昭和22年⽣まれです。
総務省統計によると、
① 総⼈⼝に占める⾼齢者⼈⼝の割合は29.1%と過去最⾼になり、
75 才以上⼈⼝が初めて2000万⼈を超えたことがわかりました。
② ⽇本は世界トップクラスの⻑寿国。
③ ⽇本の認知症患者数は、総数(実⼈数)では世界で4番⽬または5番⽬の
規模と推定されています。⼀⽅、総⼈⼝に占める割合や⾼齢者(1000⼈あたり)の割合では、⽇本は世界で最も⾼い(ワースト1位)⽔準。
これらの事実を知り、新聞をにぎわす書籍のタイトルに⼀喜⼀憂することなく、⾃分との正直対話を重ね、イキイキした毎⽇を過ごしたいものです。
さあ、部屋の窓を開け、背筋を伸ばし、元気な明⽇の⾃分に声をかけようではありませんか!
株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!
浦 登記(うら とき)
米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。
人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。
1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年 「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞